嫌いなものは嫌い。

出会ってから一度もこんな事は無かった…。

君の言葉、気持ち、全てが心地よかったあの頃は過去のもの。

全ての言葉は僕の心を素通りして行く。

どんな言葉で言いつくろっても、僕には分かる。

君の表情がそう言っている…。君の瞳がそう言っている…。

僕の好きだった君の瞳では、僕には嘘をつけない事を君は知らない。

僕は君が思っている以上に君を想っている。

君は僕が思っている以上に僕を知らなかった…。

僕が変わってしまったのだろうか？

…いや…変わったのは君。

でもそれは仕方の無い事。…分かっていた事。

君自身は何も変わらない…。

変わったのは君の気持ち。僕に対する君の気持ち。

君自身は何も変わらない。

今までも…そしてこれからも…。

君と出会ってから抱えてきた不安が今…。

現実のものとなった。

優しくしてくれるのは嘘をついてるから…。

僕が君を想っている事を知ってるから…。

少しでも僕の事を思ってくれているのが嬉しいから。

だから僕も君に言おう…。

嫌いだよ……。