草原に寝そべりながら青く澄んだ空に君の事を思い浮かべる…。 今日が君にとって幸せになるように祈りながら…。 僕にとってそれは、とても貴重な時間。 ひと時も忘れる事無く君の事を考えていられるから。 君は僕の事をどれくらい知っているのだろう…。 僕は君の事をどれくらい知っているのだろう…。 僕が知っている事…。君の声、笑顔、しぐさ…。 もしかしたら本当の事は、何も知らないのかもしれない。 それでも君の事を「好き」と言える。 その気持ちだけは真実。 君の姿が見えるたび、僕の目は君を追いかける。 君の目が誰を追いかけているのかも知っている。 僕じゃない誰かを…。 同じ時間を君と過ごせたら、どんなに幸せなんだろう。 …でもそれは望んではいけない事。 僕が君を好きであると同時に、君が僕を好きでなければ意味が無い。 もし同じ時間を過ごせたとしても、君の想いは違う場所にある。 僕の幸せは、君が幸せであること…。 僕との時間は君にとって幸せでは無い時間。 僕が君に出来る事。それは、君が幸せである為に祈る事。 だから僕は祈ろう。誰にも邪魔されない、この広い草原で。 君が幸せであるために…。 僕が幸せになるために…。 |
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