「見た目を重視した物ほど実用性に乏しく、実用性を重視した物ほど、見た目に乏しい。」

基本的には、こんな感じで大体間違いないと思う。

この２つの事柄に関して言える事は、「物凄く反比例しやすい」という事かもしれない。

もちろん実用性に富んでる物でも、見た目の良い物は数多く存在しているのは知っていますよ。

俺は何をする時でもそうなのだが、見た目にこだわる事に対してほとんど興味が無く、全てにおいて

実用性重視で「無駄なく作業する」がモットー（？）の人間だから、「見た目の良さ」というのは

よく分からない。今回は、ここのＨＰのＴＯＰを例に挙げて考えてみようと思う。

現状ここのＴＯＰページは、シンプルな構成で作られているのだけれど、一応ＨＰを作ろうとしていた時は、

それなりに壁紙にもこだわるつもりだったし、実際に素材屋さんから壁紙やアイコン等を貰ってきていた。

それじゃあ何故使わなかったか？…まぁ俺の趣味が悪いだけなのかもしれないのだが、素材を使用する

と、とてつもなく見にくくなったのである。もしも自分がそのＨＰに入った時の事を想像してみると、

「こんなＨＰには２度と来たくない」と思うような出来栄えになった(笑)

結局、自分の好きにやって、ただの自己満足なＨＰに終るのであれば誰も誘えなくなるし、誰かを

誘った時に相手に不快な思いをさせるのも嫌だから、文句の出にくい「シンプル」を取ったのである。

だからと言って、見た目にこだわる人にとっては「シンプル」は許されない事なのかもしれないから、

ある意味「シンプル」も自己満足の範囲に入るのだろう。

ここからは「見た目の対しての俺的見方」になってしまうが、

「見た目にこだわる」…と言うのは大変な事だと思う。シンプルなものに対しては、特別な感情を抱く人は

少ないと思うのだが、「自分の世界で作り上げた物」に対して第３者が同調した場合、凄く困ると思う。

何故なら、「見慣れてくると飽きるから」である。もちろん最初は物珍しさに感動する事もあるのだろうが、

「頻繁な模様替え」が必要になってくるのである。…それは作った本人も分かっている事だと思うが。

「見た目が良い物」…それが時間の経過と共に見慣れてきた状態に陥り、自分や他人が飽きた時には、

単に「古臭いデザインの使い勝手の悪い物」に変貌してしまう。

作った本人が飽きたのであれば変更すれば良いだけなのだが、自分が満足してる状態で他人が先に

飽きてしまった時が、俺的に１番困ってしまう状態なのである。

まぁ「自己満足の世界だから他人は関係ない」と言うのであれば何も問題は無い訳なのだが。

だからと言って、「シンプル＝実用的」と言っている訳でもない。一応それなりに色合い等を考えて、

自分流でＨＰを作っていた訳だから、ここのＨＰも「完全なるシンプル」では無いのだ。

「完全なるシンプル」…良く分からない言葉だが(笑)。自分なりに解釈してみると、

「背景の色」や「文字色」「文字サイズ」等のいわゆる『標準』とされているものに「手を加えない」。

そんな感じで解釈している訳だが…。実際はどうなのかは知らない(笑)

「実用的」…これは何だろう？…簡単に言うと「使いやすさ」だと思っている。

コンテンツの文字が小さい上に、文字列がくっつきすぎてるのは、非常に見難い為に俺的にＮＧとされる。

だからと言って、文字を大きくして必要以上に文字列を離されても、確かに見やすくなるかもしれないが、

画面スクロールが面倒になる為、これも俺的にＮＧになる。

なるべく見易く、かつ１画面内に必要なコンテンツが現れる状態、そして変更しなくても良いＴＯＰ色（爆）

それが、俺がこのＨＰに求めている実用性なのかもしれない。

結局、自分が使いやすいという事は、他の誰かも使いやすいと思っている人も居る訳で、見難いけど

仕方ないと思って作った場合は、妥協した本人以外は使いにくいと思ってる人が多いと思う。

自論

『捨て去られる幾多の努力が見た目の良さであり、

　　　　　　　　使う人を思う時には実用性重視にならざるを得ない』